オートバイの修理から作成まで基本的には自分ひとりでやっている関係から、こういった工具も作成しました。 このジャンルでご紹介する工具は、
①工具と呼べるほどのものではありませんし ②別のちょっとしたもので代用可能なケースが多いですが ③商売でバイクの修理をしているわけではないので、専用の治具を使用するだけで、ちとうれしくなるから作ったものです。
今回のツールは「ピストン首振り防止治具」とでもいいますかね・・・ 腰上をばらしたら避けて通れないピストンをスリーブにインサートする作業。それも4気筒。 ①大昔→ピストンは固定せずに作業(まあ苦労しました) ②中昔→ワイヤーブラシの柄の部分(丁度良いサイズの木製)をつっこんでピストンを固定して作業(大分楽になりました) ③小昔→上記②+ピストンリングコンプレッサーを使用(ある意味これが最終形) ④現在→上記③の柄の部分がこのアルミの治具となり、③と作業効率は変わりませんが、気持ちよく作業できます。
もちろん過去ピストンリングを折ったり、オイルリングを挟み込んだりの失敗もしましたが上記④のパターンにしてからは失敗もなくなりました。(リングが折れて挟み込むとだいたいスリーブにもキズが入るんで結構おおごとになります)
製図ができないんで、寸法を記載しますが、この寸法でZ系J系GSX系に対応可能です。 厚み:10mm(この厚みで作成した治具を通常は2枚~3枚重ねて使用します) 長さ:120mm→130mmのほうがよかったかも 幅 :30mm 真ん中のコンロッドの逃げ:幅12mm 長さ90mm