今日はＦＣＲで使用されているネジ（screw　bolt）のサイズ等について一覧にしてみました。

ステンレス製のボルトに変更するときに参照してください

①【入門編】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●トップカバー　　　　キャップボルト　M4×10mm　Ｐ0.7　8本　　　　　　　　　　　●フロートチャンバ－　キャップボルト M4×10mm　Ｐ0.7 12本

　②【中級編】加速ポンプ　　　　　　　　　　　　　　　　　　キャップボルト　M4×8mm P0.7 3本

③【中級編】ファンネル取付用ボルト　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※なぜこれが中級編かというと、キャブセッティングで頻繁にファンネル（やフィルターアダプター）を外す人はわかりますが、サイズ（長さ）及びワッシャー一体であることが作業効率上最適なものであるからです。このボルトについては市販の似たボルトを手配せず、純正ボルトを買いましょう！！

キャップボルト（ワッシャ－組み込み）M5×8mm　P0.8　8本

→10mm（さらにワッシャ－別体）を手配してしばらく作業効率をひどく悪くさせていたのはこの私です。（(´;ω;｀)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワッシャーが別体だと作業中にワッシャーが落っこちてどこか四次元空間に移動します。

④【中級編】４連キャブレター連結ボルト　　　　　　　　　　　　　　M5×100mm　P0.8　6本

古くなると写真のようになりますが、外見的にはボルトの頭しか見えないですからね・・・

単純にこのボルトだけの交換であれば、4連キャブをバラバラにする必要もありません。（多分）同調とかも狂わないで交換できると思います。

⑤【上級編】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●フロートバルブシートストッパー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フランジ付きプラスネジ　M4×5mm　4本　　　　　　　　　　　　　　　　●フロートシャフトストッパー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プラスネジ　M4×8mm　4本

※このネジは8本ともフロートチャンバー内にあり外からは見えません。①交換しても外見に変化なし②通常使用しているキャブであれば機能面で交換を要することも少ない③今回のようにひどい状態の場合、交換作業でプロ並みの対応が必要となる。（まず素直に脱着できません）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　などの理由から、気軽にこのプラスネジを交換しようと考えないほうが良いですよ・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

⑥【プロ級（番外編】非分解箇所の組付けボルト

・フロートチャンバー内部にある上向きにとまっているボルト　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボタンキャップボルト　M3×5.5mm（か6.0mm）　Ｐ0.5　　8本　　　　　　　　　　　　　　　　　・外側から見える上から下向きにとまっているボルト　　　　　　ボタンキャップボルト　Ｍ4×8mm　Ｐ0.7　　　8本　　　　　　　※ここまで分解するときはキャブ１基だめにしてもよい覚悟でやってみてくださいね。

以上ボルト関係の整理でした。

私見ですが、40年前のカスタムブームの頃は何でもかんでもステンレスボルトに変更　　んで20年前の羽振りの良いころはチタンボルトをおごったり　また何台かZ系のエンジンをフルレストアし出した初期の頃はあえて純正の鉄ボルトで揃えたり・・・いろいろ迷走しましたが、現在のpolicy　　は　　　　　　　　　　　　　　　　

外目で力のかからない箇所はステンレス（エンジンカバー／キャブ周りなど）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外目で力のかかる箇所はチタン（ブレーキ周りやアクスルシャフト周りなど）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エンジン内部については極力純正ボルト・・・・・・・・・・・・　

といった使い分けをしています。

（専門的なことは割愛しますが）ステンレスは鉄より弱い　　けれども鉄は錆て見栄えが悪くなるし強度も落ちる・・・と思っております。